生理周期を利用して賢くダイエット!生理前後で体重が変化する4つの理由

2019.10.03

※ 本記事の内容は更新日時点での情報です

「生理がくると必ず体重が増えてしまう」

「生理中はダイエットがなかなか上手くいかない」

このようなお悩みを抱えてはいませんか?

実は生理と体重には深い関係があり、生理周期に合わせて体重が変化するのはごく自然なこと。

逆に「痩せやすい時期」と「太りやすい時期」を把握しておけば、ダイエットに役立てることもできるんです!

ここでは、生理と体重の関係について、5つのポイントをご紹介します。

この記事を読めば、急な体重増加にも焦らず、ダイエットを効率的に進めることが可能です。

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1. 生理周期と体重の関係!痩せやすいのはどの時期?

生理周期は生理1日目から、また次の生理がはじまる前日までを1サイクルとします。

個人差はあるものの、25~38日周期に当てはまる方がほとんどです。

生理周期に合わせて、女性は心身ともにさまざまな変化を感じます。

体重の変動もその1つです。

女性には生理周期に合わせて「痩せやすい時期」と「太りやすい時期」があり、まったく同じように生活していても体重が変動する場合があるのです。

では、生理周期の中で最も痩せやすい期間はいつ頃なのでしょうか?

(1) ダイエットに適しているのは生理後の2週間

ダイエットに適しているのは、生理が終わった後の2週間です。

というのも、生理には「卵胞ホルモン」と「黄体ホルモン」という2種のホルモンが大きく関わっています。

このうち生理が終わる頃に分泌される卵胞ホルモンは、妊娠に備えて子宮内膜を厚くするはたらきのほかに、代謝をアップする効果があることでも知られています。

卵胞ホルモンの分泌量が増加するのは、次の排卵があるまでの約2週間です。

この時期に集中的にダイエットに取り組めば、より効率的にシェイプアップが叶うでしょう。

また、この時期は精神的に安定していることもあって、食事管理も行いやすくなります。

ダイエットで良いスタートを切りたいなら、生理後の2週間を有効活用しましょう!

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(2) 逆に生理前~生理中は体重が増えやすい

一方、生理前~生理中にかけては、体重が増えやすい時期です。

この時期は普段通り生活しているのに体重が増える場合も少なくないので、あまりダイエットに適している時期とはいえません。

また、むくみやすくもあるので、目に見えて顔や脚が大きく太くなることも。

仮にこの時期にダイエットをスタートしてしまうと、最初はなかなか体重が落ちず、モチベーションが低下してしまう可能性も考えられます。

また、生理前~生理中は精神的にも不安定になる方が多く、ダイエットのストレスを抱え込みやすい時期です。

生理前~生理中に体重が増えるのは自然なことなので、慌てる必要はありません。

少し増えたくらいであれば、生理が終わったあとすぐ元に戻るケースが大半です。

2. 生理中に体重が増えてしまう4つの理由

では、生理がくるタイミングで体重が増えてしまうのはなぜなのでしょうか?

それにはもう1つのホルモンである、黄体ホルモンが大きく関わっています。

(1) ホルモンバランスの変化で栄養を溜め込みやすくなる

生理前~生理中は黄体ホルモンが優位となり、普段より栄養を溜め込みやすい状態です。

この黄体ホルモンは、排卵後に妊娠へ備えるため、赤ちゃんのベッドとなる子宮の内壁を厚くする役割を持つホルモン。

また、同時に水分も蓄えようとするため、上記のようにむくみやすくなってしまうこともあります。

いずれもお腹の中で赤ちゃんを育てるために体が反応していることですが、妊娠希望でない人にとっては、いきなり体重が増えると心穏やかではいられませんよね。

しかし、このような時期があるのは、ホルモンが正常に働いている証拠でもあるのです。

(2) 体調不良によって運動量が不足する

生理前~生理中に体重が増加してしまう理由のひとつは、運動不足です。

この時期はホルモンバランスが急激に変化することで、倦怠感を腹痛、頭痛などの症状が現れる場合があり、体を動かすのも一苦労になります。

とくに生理中はジムやスポーツクラブなどもお休みする場合が多いと思うので、普段より消費カロリーが減少してしまう傾向にあります。

体を動かす習慣がない方でも、なんとなく階段を上るのが億劫になったり、横になっている時間が長くなったりすることで、運動量が普段より少なくなってしまうのです。

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(3) 食欲が増す

運動量が不足する反面、「生理前はやたらと食欲が増す」という女性も少なくありません。

実はこれも黄体ホルモンの働きによるものです。

黄体ホルモンには血糖値をコントロールする「インスリン」の働きを弱めてしまう作用があります。

すると血糖値が上がりやすくなります。

つまり 、食欲が増えて食べ過ぎてしまった場合、 消費カロリーは減少するのに、摂取カロリーはむしろ普段よりも多いという状態ができあがります。

そうすると消費しきれなかったカロリーが脂肪として着実に蓄積され、体重が徐々に増えていってしまうのです。

このように、生理期間中に体重が増えるのは、食欲が増すことも一因と考えられます。

(4) 便秘になる女性も少なくない

生理前の諸症状の1つとして、便秘になる女性も少なくありません。

上記の通り黄体ホルモンには腸の働きを鈍らせる作用もあります。

つまり溜め込むだけ溜め込んで、不要なものを上手に排出できないような状況に陥ってしまうのです。

自律神経のうち、交感神経は主に「日中活発に動くこと」を後押ししてくれるホルモンです。

仕事や家事、趣味を頑張りたいときには嬉しいホルモンなのですが、これがあまり優位になりすぎると、体の緊張状態が持続してしまいます。

このような理由から、元々便秘体質の方はもちろん、普段まったくその傾向がない方でも便秘になる可能性が高くなります。

3. 生理前~生理後まで!ダイエットに最適な過ごし方とは?

女性にとって、毎月の生理は切っても切れないもの。

ダイエットを成功させるためには、そんな生理周期を味方につけることが肝心です!

そこでつづいては、生理前~生理後まで、具体的にどのように過ごせば良いのかを解説します。

(1) 生理前はストレスを溜めすぎないよう注意

生理前は、ストレスを溜めすぎないようにすることが何よりも重要です。

生理前は黄体ホルモンの分泌量が増加します。

体に栄養や水分を体に蓄えようとして、普段より食欲が増す方も少なくありません。

また、生理前はホルモンバランスが崩れることで精神的にも不安定になりがちです。

ストレスを溜めやすいので、ついつい甘い物を食べすぎたり、ドカ食いに走ってしまう傾向がみられます。

いくら生理が終わったら痩せやすくなるといっても、食べすぎは禁物です。

お菓子や油っぽい食べ物も、少しくらいなら問題ありませんが、食事以外でストレスを発散できるとよいでしょう。

好きな音楽を聴く、ペットと遊ぶ、マンガを読むなど、ストレスが発散されるならなんでもかまいません。

生理前、体がだるくあまり元気がでないときでもできるような方法を見つけておくと、いざというときに安心できます。

もし体を動かすことに抵抗がなければ、軽いストレッチや散歩をするのもおすすめです。

適度な運動はストレス解消効果があるとされているので、無理のない範囲で取り入れてみましょう。

とにかくストレスを溜めないことが先決なので、仕事や日常生活でもできるだけ無理はせず、ゆったりと過ごすことが大切です。

(2) 生理中は体重を気にせず、バランスの良い食事を!

この時期はどうしても体重が増えやすいので、あまり増減を気にせずに過ごすことが継続の秘訣です。

体重を気にするあまりストレスを溜め込んでしまうと、食べすぎや、さらなる体重増加につながりかねません。

体調を崩す可能性も高まるので、無理に運動する必要もありません。

元気な日はストレッチやマッサージなど、リラックスしながらできるものに取り組んでみましょう。

生理中は「体重が増えなければラッキー」くらいの気持ちで、食生活のバランスを整えることを目標にします。

特に鉄分が不足しがちなので、レバーやあさり、ほうれん草といった食材を積極的に摂取しましょう。

栄養バランスは完璧でなくても良く、できる範囲で実現すれば大丈夫です。

体調が悪く自炊が難しいなら、コンビニや外食を利用してもかまいません。

また、食欲がわかない場合はあまり無理はせず、消化の良いものを摂取するようにしましょう。

くれぐれも体重を気にするあまり、食事の量を極端に少なくするようなことは控えてください。

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(3) 生理後は積極的に体を動かそう

生理後は、体調が回復したら積極的に体を動かしましょう!

生理が終わった後は卵胞ホルモンの分泌量が増え、代謝がとても良い状態です。

この時期に運動に取り組めば、より効率的に脂肪を燃焼させることができます。

特に生理が終わった後の1週間は卵胞ホルモンの分泌量が急激に増加するので、集中的に体を動かしたいところです。

脂肪を燃焼させたいなら、ウォーキングや水泳などの有酸素運動がおすすめ。

また、生理後は精神的にも安定してくるので、新しいことにもチャレンジしやすい時期です。
前々から気になっている運動方法やジムがあれば、この機会にはじめてみるのもよいでしょう。

あまり体を動かすのは得意ではないという方も、生理後はぜひ積極的に運動量を増やしてみてください。

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4. 生理中の食欲コントロールの鍵はセロトニン!

生理中の強烈な食欲をコントロールするためには、セロトニンの分泌量を増やすことが重要です。

生理中の過食は、セロトニンの不足が一因とされています。

セロトニンは神経伝達物質の1つで、主に「精神を安定させる作用」と「満腹感を与える作用」があることで知られています。

つまり、セロトニンが不足すると、ストレスを感じやすく、暴飲暴食に走る可能性が高まってしまうということ。

生理前~生理中のにイライラするのは、セロトニンの減少にも原因があります。

甘いものを好きなだけ食べると気持ちは落ち着くかも知れませんが、生理期間中あまりに太ると、体重がスムーズに戻らないかもしれません。 そこで、セロトニンの分泌を促すアクションを知っておきましょう。

生理中の食欲をコントロールし、栄養バランスに優れた食事を摂取できるようになれば、生理後のダイエットで良いスタートが切れます。

具体的には散歩などの軽い運動や、良質な睡眠をとることなどが有効です。

また、セロトニンを作りだしてくれるトリプトファンという栄養素を摂取するのもおすすめ!

トリプトファンはバナナや大豆やチーズに多く含まれているので、取り入れてみましょう。

以上のような方法でセロトニンの減少を補えば、過食を防ぐだけでなく、イライラしがちな生理期間も心穏やかに過ごせるようになります。

5. 生理周期を把握して、ダイエットに役立てよう

 

ここまでご説明してきた通り、生理周期を把握することはダイエットを効率的に進めるために重要です。

「自分の生理周期を把握していない」という方は、次回の生理から、手帳やカレンダーに記録をつけてみましょう。

面倒な場合は生理がはじまった日だけでも記録しておくのがおすすめです。

次の生理のおおまかな日程を割り出すことができれば、ダイエットだけでなく、仕事やレジャーの予定も立てやすくなります。

FiNCではかわいいアイコンで手軽に生理周期を記録できる機能も用意しているので、ぜひ活用してみてください。

6. まとめ

ダイエットを成功に導くためには、女性特有の体の周期を知り、それぞれの期間に合った過ごし方をすることが大切です。

生理前~生理中はできるだけリラックスして過ごし、暴飲暴食を防ぐことが先決。

生理が終わったら積極的に体を動かし、余分な脂肪を燃焼させましょう。

ただでさえイライラしがちな時期に、体重が増えると気持ちが落ち込んでしまうのは当然です。

しかし、その時期を上手に乗り越えることができれば、ダイエットに最適なタイミングが訪れます!

生理周期を味方につけ、賢くダイエットしましょう。

※このページに掲載されている記事、写真、図表などの無断転載を禁じます。なお、掲載している情報は記事執筆時点(2019年9月26日)のものです。また、画像はイメージです。

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