「メタボ」の診断基準とは?肥満との違いをチェック

※ 本記事の内容は更新日時点での情報です

「メタボリックシンドローム」は「メタボ」と省略されて、よく耳にするようになりました。

いっぽう、「太ってメタボになった」「ウエストがきつくなった!メタボかも……」と、太る=メタボになると誤解している人もいるのではないでしょうか。

しかし、それは間違い。単に腹囲が大きいだけではあてはまりません。
メタボにはきちんとした基準があります。正しく理解して、カラダと向き合いましょう。

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メタボはどういう状態のこと?

メタボリックシンドローム(メタボ)は、おへその高さの腹囲が男性85cm・女性90cm以上で、かつ血圧・血糖・脂質の3つのうち2つ以上が基準値から外れる状態のことです。

糖尿病・高血圧・脂質異常症を併発しやすくなり、動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす危険性が高まっています。

40〜74歳のうち、男性は2人に1人、女性は5人に1人がメタボの該当者または予備軍と考えられています。メタボの該当者と予備軍の人数は増加傾向です。

「メタボ」と「肥満」の違いは?

まず、メタボと肥満はどう違うのでしょうか?

肥満の判定には、BMI(体格指数)が基準に用いられ、BMI25以上を肥満と呼びます。医学的な肥満の診断は医師による診察や検査の結果に基づき行われます。

肥満は、過剰な脂肪が主に蓄積する場所によって「皮下脂肪型肥満」と「内臓脂肪型肥満」に分かれています。

「皮下脂肪」は、皮膚の下についている脂肪で、表面からつまめるもの。腰まわりやお尻、太ももなどの下半身を中心に脂肪がたまるタイプの肥満は、皮下脂肪型肥満といえます。

一方、「内臓脂肪」は、腸の周りにつくもの。この脂肪が多いと、ウエストまわりの大きさに影響しやすいといわれています。見た目としては、おなかがぽっこり出た体型の人が、内臓脂肪型肥満と考えられます。

メタボは、ウエスト周囲径(おへその高さの腹囲)が男性85cm・女性90cm以上の内臓脂肪型肥満に加え、血圧・血糖・脂質の3つのうち2つ以上が基準値から外れた状態をいいます。

メタボはなぜ危険なのか

メタボになると、検査数値が「高血圧症」や「糖尿病」と診断されない軽度の異常であっても、これらの血圧や血糖の異常値が、内臓に脂肪が蓄積した状態に重なることにより、心臓病や脳卒中などが起こりやすくなります。

肥満、高血糖、高血圧、脂質異常といったリスクの保有数が0個の人と比べて、3〜4個の人は、心臓病発症リスクが31倍という研究結果も報告されています。つまり、単に“太っている”では済まされずに、改善が必要な状態といえます。

体重や体型の変化が気になったら、メタボか肥満かどうかも視野に入れましょう。そして、体調の変化がある場合は、一度医師の診察を受け、正しい診断を受けましょう。

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