体重も食事も、これひとつで
2019.11.25
※ 本記事の内容は更新日時点での情報です
シンガーソングランナー®︎という唯一無二の肩書を持つSUIさん。自らが運営する「うたラン」チャンネルにて歌とランニングについての動画を配信したり、マラソン大会での演奏でランナーを励ましたり。さらに、テレビ東京『主治医の見つかる診療所』のエンディングテーマを手がけるなど、音楽業界とスポーツ業界を縦横無尽に歌い、駆け回ります。
「走ることで歌手としての自信に繋がった」と語るSUIさん。その思いを伺いました。
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━━SUIさんはシンガーソングランナー®︎としてどんな活動をされているのでしょうか?
元々は、いわゆるシンガーソングライターとして歌手活動していたのですが、“歌で心の元気を、走って体の元気を”お届けしたいと思うようになり、2015年に「シンガーソングランナー®︎」という肩書に変更しました。LIVEはもちろん、YouTubeで音楽や走ることについて発信したり、マラソン大会やスポーツイベントで演奏したりしています。
▲「奇跡の裏側〜光り輝く先へ〜」。2019年10月より、テレビ番組のエンディングテーマとして起用されている。
━━最初は音楽活動だけをされていたんですね。では、そもそも音楽活動を始められたのはどんなきっかけがあったんですか?
21歳のときに父が他界して、そのときに、同じような悲しくて辛い気持ちを抱えている人って世の中にたくさんいるんだろうなと思ったんです。おこがましいんですけど、人を救えるような立場になれるといいな、そして、その思いを発信できたら、と思ったのが始まりですね。
じゃあ自分が得意な表現方法ってなんだろう? と考えたとき、歌で伝えようと思ったんです。
▲普段走るときは、月に250km超を目安に、スピードに変化をつけるなどしながら練習しているそう。
━━音楽活動に加えて、ランニングを始めたきっかけは何かあったんですか?
ステージで歌っている自分の写真を見たときに「このビジュアルはやばい!」と思って、単なるダイエット目的で始めたのがきっかけです。はじめは3km走っただけで死にそうになっていましたね(笑)。
だけど、ちょうどその頃、世の中がランニングブームの初期で、マラソン大会に誘ってもらったことが大きなターニングポイントになりました。練習をしないと本番で走れないと思って、日常的に走るようになったんです。
━━ダイエット目的からのスタートは女子あるあるですよね(笑)。そして、初めてのマラソン大会はどうでしたか?
すごく楽しかったです! ゼッケンなんて、大人になったら着けることないじゃないですか。そこにまず高揚感を覚えて(笑)。レース中も、自分より全然年上の人に抜かれることもあるし、逆に自分より年下の人を追い抜いたり。
それまでは、マラソンって1人で走るイメージがあったんですけど、実際はみんなで走っているという感覚がありました。さらに、ゴールしてきた人たちが皆、同じ苦しみを味わっているという共感もあって、もっと走ってみたいなと思ったんです。あのときの、全員で一緒にスタートして、ゴールしたときの充実感は、今でも忘れられないくらい印象に残っています。
▲インタビューの直前には、東京都北区赤羽で開催されたハーフマラソン大会で準優勝も。 記録は1時間33分46秒。インスタグラムより。
━━その最初の達成感から、ずっとランニングを継続されているんですね! ちなみに、当初の目的だったダイエットのほうはいかがでしたか?
無事成功しました。以前は飲み歩いたり、遅い時間にコンビニ弁当を何個も食べてしまったり、飲食でストレスを発散する傾向が強かったんです。でも、その時間が走る時間に自然にスライドしていったことで、体重は1年に1kgくらいのペースで徐々に減って、結果的に10kgくらい落ちましたね。
ランニングをするだけで痩せるということはなかったんですが、走ることで充実感が得られるとメンタルも落ち着いていって、食べる量も自然と減っていきました。
━━ランナーとしてもステップアップを重ねたことで、音楽活動への影響もありましたか?
2017年にアーティスト名を本名の大地穂(おおち すい)からSUIに変えたタイミングでYouTubeをはじめて、歌とランニングどちらも発信するようになってから、良いサイクルに入っていっているかなと感じています。
歌手活動だけしていた以前は、願望ってただの“夢”だと思っていたんです。それが、現実的な目標としてどうクリアしていくかという方法についてはランニングが教えてくれましたね。
マラソンって大会に出るためには、食事メニューや練習内容まで逆算して決めるんです。すると本番走ることだけに集中できるし、やったことが自信になるし、そういうプロセスが歌手活動にも反映されるようになりました。
━━ランニングの経験則がそのまま歌手活動にも生かされているんですね。
今振り返ると、音楽活動だけをしていたときの自分は未来が見えていなかったし、見ようともしていなかったというのが分かります。自分に自信がなくて、音楽も結果が伴っていなかったから、誇れるものがない状態でした。
それが、走り始めてからは、10km走れる自分を自分で褒めてあげられるようになりました。しかも、周りも「すごい!」って言ってくれるんです。大人になると周りが褒めてくれることってあまりないじゃないですか(笑)。それが素直に嬉しくて、次は何km走るぞと目標を決めて達成することを繰り返していたら、“約束を守れる自分”に自信がついていったんです。
それが積み重なって、自分を認めることができるようになって、自分のことが好きだなって思えるようになりました。
━━自己肯定プラス、周りからの応援が重要な要素だったんですね。
マラソン大会に出るようになり、自分の目標を言い合える仲間ができたことは大きかったですね。やりたいことを話せるような場所って、あまりないですよね。むしろ夢や目標を語ると馬鹿にされるんじゃないかって思ってしまったり。
だけど、スポーツに関してはあまり否定する人がいなくて、お互いを高め合える場所に居られるという感覚があるんです。なので、スポーツだけではなく、ほかの分野でもそういったことを発信しやすい日本になるようにしたいな、と思っています。
━━今後はどのようなことにチャレンジしていきたいですか?
引き続きYouTubeでは「歌」と「走る」ことについて発信しつつ、テレビのお仕事ももっと増えるように、より頑張っていきたいと思っています!
目標があるときに「できるよ!」って言ってもらえたら、本当にできるような気がするじゃないですか。なので私自身の楽曲も、なりたい自分をイメージできるようなテイストだったり、何かやろうとするときに「この歌があれば大丈夫!」って思ってもらえるような曲作りをしていきたいです。
私のYouTubeを見たり音楽を聴くことで、元気になる人やランニングをする人が増えたり、運動を始めるきっかけになったら嬉しいですね。
▲SNSでも、ランニング練習風景やタイムを共有しファンを応援する投稿を続けている。インスタグラムより。
━━ランニングとの出会いが音楽を変え、自分自身をも変えてくれたという言葉が印象的です。そんなご自身の経験から紡ぎ出される言葉の数々は、歌と同じく、心に響くものがあります! SUIさん、素敵なお話をありがとうございました。
(インタビュー:Haruka Yamaguchi)
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