体重も食事も、これひとつで
2019.05.31
※ 本記事の内容は更新日時点での情報です
目次
「ストレッチは手軽に始められて健康にいいって聞いたけど本当なのかな?」
「ストレッチには、具体的にはどのような効果があるのだろう?」
このような疑問をお持ちではないですか?
結論から言うと、ストレッチは手軽に家で一人でも始められて、様々な健康にいい効果がある運動です。
この記事では、ストレッチを行うことで期待できる7つの効果について解説します。
この記事を読んで、健康な毎日を送りましょう!
体重も食事も、これひとつで
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ストレッチは他の運動と比べて運動強度も高くなく、気軽に家で一人でも始められる運動なので、運動が苦手な方や時間がなかなか取りにくい人におすすめです。
ストレッチを続けることで、体に関する多くの悩みを解消できることが分かっています。
しかし、ストレッチを習慣づけている人はそれほど多くないかもしれません。
ストレッチは、習慣づけることで多くの効果を実感でき、さらに年齢問わず誰でも気軽に行えるものなので、ぜひ今日から取り入れてみてください。
たくさんの効果があるストレッチですが、その中でも特に効果が期待できるメリットを紹介します。
ストレッチの1つ目の効果は、冷え性やむくみの改善につながると言われていることです。
むくみに悩んだり、冬になると毎年冷え性になってしまうといった悩みを持っている方も多いのではないでしょうか?
冷え性やむくみは、様々な要因で起こりますが、その一つに血行不良が考えられています。
血液は、栄養分や酸素を全身へ運び、また全身の臓器から老廃物や二酸化炭素を運びます。
老廃物は肝臓や腎臓で処理されます。
体内での血液の循環は生きていく上で必須です。
血巡りをよくして、体をあたためたいときは、筋肉ポンプ運動がおすすめです。
第2の心臓といわれるふくらはぎの筋肉は、血液を送るポンプの働きをしています。
ストレッチを行い、冷え性やむくみで悩まない生活を送りましょう!
ストレッチの2つ目の効果は、関節の可動域が広がることです。
体の筋肉は関節を通して骨に付着しており、筋肉が収縮することで骨が動かされ、体を曲げたり伸ばしたりできるようになります。
しかし、日常生活で同じ姿勢が続いたり、運動で同じ動作を行うことで部位によって筋肉の柔軟性に偏りが生じます。
筋肉の柔軟性に偏りがあると、筋肉が硬く縮んでしまった部分では動きが制限されてしまいます。
例えば、開脚したいのにできないという状態は、硬くなった内太ももの筋肉が関節や骨を引っ張り、動きを制限しているといった具合です。
そこで、ストレッチを行い筋肉を伸ばすことで、筋肉を本来の柔らかい筋肉に戻し、関節や骨に引っ張られることなくスムーズに動かせるようになります。
また、筋肉の柔軟性が高まることで、同時に関節の可動域が広がるため、体の動きが制限されることがなくなり、自由に身体を動かすことができるようになります。
ストレッチで、自由に動かせる身体を手に入れましょう!
ストレッチの3つ目の効果は、ケガの予防になることです。
特に、運動によるケガの予防にはストレッチがおすすめです。
運動前のストレッチはウォーミングアップに含まれ、動きながら行う「動的ストレッチ」が向いています。
動的ストレッチを行うことで、心拍数や血流量を増加させ体温を上げながら関節可動域を高めていきます。
また、運動後のストレッチでは、動きを伴わず数秒間伸ばし続ける「静的ストレッチ」により、緊張が残っている筋肉をリラックスさせられます。
運動後のストレッチはクールダウンともいわれ、運動時に緊張状態が続いている筋肉を、体温や心拍数の低下に合わせて時間をかけてゆっくりと弛緩させます。
また、習慣的にストレッチを行い関節の可動域が広げ、「自由に動かせる身体」を手に入れることで、普段の生活の中で転倒しにくくなり、ケガの予防につながります。
運動のときだけではなく、普段からストレッチを行ない、ケガの予防を心がけましょう!
ストレッチの4つ目の効果は、リラクゼーション効果です。
全身のストレッチを30分程度行い、その前後で脳波や自律神経活動を調べるという研究が行われました。
その研究によると、ストレッチを行うことで、前頭葉でのアルファ波を増加させ、副交感神経の働きが活溌になるようです。
その結果、心拍変動が増加し心拍数が低下することで、リラクゼーション効果をもたらすことが明らかとなっています。
リラクゼーション効果を実現するためにも、継続的にストレッチを行いましょう。
体が硬い人は筋肉が凝り固まっていたり、関節がうまく動かない人が多いです。
その凝りをほぐすことによって、体を楽に動かせるようになります。
例えば、体が硬い人の中には、手を伸ばして物を取ったりするのが辛いと感じる人も多いと思います。
体の凝りをほぐすことで、手も伸ばしやすくなり、苦痛と感じなくなるでしょう。
ストレッチを習慣づけることで、このような日常生活の悩みも解消できます。
長時間デスクワークなどをしていると、背中が丸まってきたりしてしまいがちです。
気が付いたときにストレッチを取り入れることで、このような悪い姿勢を予防できます。
また、普段から正しい姿勢に慣れていない人は、正しい姿勢を維持するのが辛いですが、こまめにストレッチをすることで、正しい姿勢をキープしやすくなります。
ストレッチをこまめに行うと、筋ポンプ作用で血液循環を促進してくれる効果があります。
血液の循環をよくすることで、筋肉を緩め、関節の可動域を広げることができるのです。
関節の可動域が広がれば、体の動きやすさも実感できるでしょう。
また、血液の循環をよくすることが冷え性などの改善にも繋がるので、血流の状態はとても重要なのです。
体が硬いと、体を動かすのが辛かったり、腰痛や肩こりを発症するなどのデメリットがあります。
しかしストレッチを続けることで体の硬さは改善できます。
特に体が硬いという自覚がある人は、今すぐにでもストレッチを始めてみましょう。
ストレッチは健康のためにも必要なのです。
ただ、1度ストレッチをしたからといって体が柔らかくなるわけではありません。
継続が大切なので、少しずつでも継続することを心がけましょう。
「ストレッチが健康に良いことは分かったけど、どのように行えばいいの?」
このように、ストレッチ方法について疑問をお持ちではないですか?
ここからは、家でも簡単にできるストレッチ方法を部位ごとに解説します。
首のストレッチは、普段デスクワークをしている方におすすめです。
デスクワークをしていると、ついつい前かがみの姿勢になってしまい、首が凝ってしまいますよね。
首は頭部と体幹を結ぶ大切な部位なので、無理をせず自分のペースでストレッチを行っていきましょう。
1つ目はちょっとした隙間時間におすすめの首ストレッチです。
ストレッチ方法
ストレッチのポイント
首のストレッチを行うとついつい呼吸を止めがちですが、慣れるまでは呼吸をすることを意識してストレッチを行いましょう。
2つ目は、デスクワークでよく首が凝る方におすすめの首ストレッチです。
ストレッチ方法
ストレッチのポイント
このストレッチの目安時間は各種10〜30秒です。
すばやく肩を動かしてしまうと首を痛めてしまう原因にもなるため、ゆっくりと時間をかけてストレッチを行いましょう。
3つ目は、首筋から肩までを伸ばせる首ストレッチです。
ストレッチ方法
ストレッチのポイント
以上3つのポイントを意識して行いましょう。
特にストレッチ初心者の方は、背筋を伸ばすことを最優先して行いましょう。
肩のストレッチは、普段デスクワークをしている方や、肩こりでお悩みの方、姿勢が気になる方におすすめです。
座ったままでもできるので、仕事の休憩時間などにおすすめです。
このストレッチは肩を使うスポーツの前や、ちょっとした隙間時間におすすめです。
ストレッチ方法
ストレッチのポイント
このストレッチを行うときは前回しだけではなく、後ろ回しも忘れずに行いましょう。
このストレッチは、自宅ではもちろん、仕事場や外出先と、場所を選ばずに取り組めるストレッチです。
ストレッチ方法
ストレッチのポイント
背筋を伸ばさずに背中を丸めてストレッチを行うと、背中の筋肉に変な癖がついてしまう可能性があるので、気をつけましょう。
また、腕が下がらずに、地面と平行にするように気をつけましょう。
肩回しのやり方は以下の通りです。
ちょっとした隙間時間にでもやってみてください。
肩伸ばしのやり方は以下の通りです。
肩伸ばしも、どこでもできるストレッチなので隙間時間にやりやすいです。
腰のストレッチは、腰痛でお悩みの方や、普段運動をしていない方におすすめです。
また、普段デスクワークで座ったままのことが多い方にもおすすめです。
このストレッチは、腰痛対策にも効果的なストレッチです。
ストレッチ方法
ストレッチのポイント
このストレッチは、1回30〜90秒ほどの時間をかけ、ゆっくりと腰を伸ばして行いましょう。
お尻のストレッチは、普段座っりぱなしの方におすすめです。
お尻にある大臀筋という筋肉は身体の中でも大きな筋肉なので、ストレッチでバランスよくほぐしてあげましょう。
このストレッチは、座ったままで手軽に行うことができます。
ストレッチ方法
ストレッチのポイント
このストレッチを行うときは、背筋が曲がってしまわないように意識しましょう。
ふくらはぎのストレッチは、歩き疲れて足が疲れた方や、普段座りっぱなしでむくみが気になる方におすすめです。
ふくらはぎをストレッチして、血行を促進することで足のむくみを改善することができます。
このストレッチは、むくみが気になる方におすすめです。
ストレッチ方法
ストレッチのポイント
反動をつけて行ってしまうとストレッチの効果が弱まってしまうため、反動をつけずにゆっくりと行いましょう。
このストレッチは、ベッドの上でもできるので、寝る前に行うのがおすすめです。
ストレッチ方法
ストレッチのポイント
慣れないうちは難しいかもしれませんが、背骨が斜めではなく一直線になるように意識して行いましょう。
このストレッチは脚がとてもすっきりするのでおすすめです。
ゆっくり時間をかけて行いましょう。
無理をしない程度に行っていきましょう。
・足の両端を両手で掴むようにして握る
・足の裏を天井向きに絞るように捻る
・持ち替えて反対側に捻る
・これを左右4回ずつ行う
これで脚もすっきりするはずです。
「ストレッチのやり方は分かったけど、どのようなことを意識して行えばいいの?」
「ストレッチをするときのポイントは?」
このように、ストレッチを行うときのポイントについて疑問をお持ちではないですか?
ストレッチの健康効果を最大限得るためには、いくつか注意すべきポイントがあります。
ここからは、ストレッチを行うときのポイントを6つお伝えします。
順に説明します。
ストレッチを行っている最中は自然に呼吸を続けます。
呼吸を止めると身体は緊張状態になり、筋が硬くなるため、十分に筋を弛緩させることができなくなってしまいます。
また、呼吸を止めることで血圧が上がるなど体に負担がかかることがあります。
ストレッチ中は鼻と口を使って細く長く呼吸をしながらリラックスした状態で、気持ちよく筋をストレッチしてみてください。
ストレッチを行うときはゆっくりと時間をかけて行いましょう。
目安としては、20秒以上です。
最初の5~10秒は身体があなたに合った適度な筋肉の伸び具合を定めるための時間で、あまりストレッチの効果を得られないからです。
このように、ストレッチを行なうときは焦らずにゆっくりと時間をかけて行いましょう。
ストレッチ中は、勢いや反動をつけずに、ストレッチの対象となる筋を少しずつ伸ばしていきます。
筋は急激に伸ばされると、筋断裂などの傷害を防ぐために筋内の筋紡錘(きんぼうすい)が働き反射的に筋を収縮させます。
そのため、反動をつけながらストレッチを行うと、反対に筋紡錘の働きにより筋が収縮してしまいます。
反動をつけることで柔軟性が低くなる恐れがあります。
よりストレッチの効果を得るためにも、反動をつけずにストレッチを行いましょう。
ストレッチは無理をせず気持ちいいと感じる範囲内で行いましょう。
ストレッチを始めてすぐは、まだ筋肉の柔軟性が低いため、ストレッチを行なうと痛みを生じることがあります。
このように痛みのある部位に過度にストレッチをすることを「オーバーストレッチ」といい、ケガの原因になります。
ストレッチを行うときは、痛くなく気持ちいい程度に行いましょう。
ストレッチを行うときは、伸ばしている筋を意識しながら行いましょう。
そうすることで、「神経筋協応能」という神経と筋肉の筋、関節、靭帯などの調和性が高まり、ストレッチの効果を得ることができるようになります。
「今は◯◯の筋を伸ばしているな」と意識しながら、ストレッチを行いましょう。
ストレッチはできるだけ毎日行うようにしましょう。
身体の柔軟性はストレッチを行っても放っておくすぐにまた硬くなってしまいます。
継続的にストレッチを行うことで、体は徐々に柔軟性を取り戻し、そしてその柔軟性が保たれるようになります。
ストレッチは手軽で簡単な運動なので、ぜひ習慣化して毎日継続するようにしましょう!
「ストレッチをするときに何か便利な道具ってないのかな?」
このように、ストレッチをするときに便利な道具をお探しではないですか?
道具を使ってストレッチをしたほうが、普通にストレッチをするよりもラクに楽しくできて、モチベーションも維持しやすいですよね。
ここからは以下の2つの道具を紹介します。
順に説明します。
ストレッチポールとは、アメリカで用いられていた円柱型のツールにヒントを得て、日本人のトレーナーが開発したエクササイズのツールです。
ストレッチポールは、上に仰向けになって背中や肩を伸ばしたりするなどして使います。
背中や肩のストレッチはなかなか自分では行いにくいですが、ストレッチポールを用いることで、普段のストレッチでは得られない効果を手軽に得られるところが魅力です。
ストレッチポールを用いて、背中や肩のストレッチをしてみましょう!
バランスボールは、ストレッチポールと同様に背中や肩のストレッチに最適なストレッチ道具です。
バランスボールの上で海老反りになって、普段の生活で猫背がちな体や歪みがちな骨盤をリセットしてあげましょう。
バランスボールを選ぶときは、以下のように身長に合わせて選び、バランスボールに座ったときに股関節の位置が膝よりも高くなるようにしましょう。
身長の目安 | ボールサイズの目安 |
~150cm | 45cmまたは55cm |
150~170cm | 55cmまたは65cm |
170~180cm | 65cmまたは75cm |
180cm~ | 75cmまたは85cm |
バランスボールを活用して、楽しく背中や肩のストレッチを行いましょう。
ストレッチをより効果的に行える時間帯は、ストレッチの目的により異なります。
トレーニングをする人ならトレーニング前後のストレッチがベストですが、運動時以外に行う人は夜のお風呂上がりがおすすめです。
入浴して軟部の組織を温めることで、安全にストレッチができます。
また、お風呂上がりはリラックスした状態であることから、よりストレッチの効果が期待できるのです。
入浴後の少しの時間を利用して、ストレッチを続けてみましょう。
この記事では、ストレッチの健康効果と、ストレッチを行うときのポイントを紹介しました。
また、部位別ストレッチ方法やストレッチを行うときの便利グッズについても紹介しました。
ストレッチは手軽に家で一人で始められて、健康やダイエット効果も高い、身近でありながら優れた運動です。
また、健康になるだけではなく、リラクゼーション効果があったりケガをしにくくなったりと、あなたの生活をより良いものにしてくれます。
ぜひ、あなたの生活の一部に取り入れ、無理なく長く続けることで、より一層の健康を手に入れてくださいね!
※このページに掲載されている記事、写真、図表などの無断転載を禁じます。なお、掲載している情報は記事執筆時点(2020年1月11日)のものです。また、画像は全てイメージです
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