ふくらはぎのテーピングってどうするの?3つの基本手順とポイント

2019.07.01

※ 本記事の内容は更新日時点での情報です

「ふくらはぎを痛めちゃったけど、テーピングって自分でどうするの?」
「運動前にふくらはぎの疲労を予防できるテーピングが知りたい!」

このように、ふくらはぎのテーピング方法に関してお悩みではありませんか?

実は、ふくらはぎのテーピングには様々な方法があり、きちんと知識をつけて使い分けないと正しい効果は得られないのです。

ここでは、ふくらはぎを上手に正しくテーピングする3つの手順とそのポイントなどを解説します。

この記事を読めば、正しいテーピング方法でふくらはぎの痛みの軽減や予防をすることができますよ。

ふくらはぎの肉離れを予防する正しいテーピング&ストレッチ方法6選

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1. ふくらはぎのテーピングの用途別方法

「テーピング」という名前を聞いたことはあっても、普段はあまり使用する機会がないものかと思います。

テーピングには「適切な処置ができるまでの応急処置」に加えて、「怪我の予防」や「疲労防止」など様々な役割があるのです。

ここでは、ふくらはぎのテーピング方法をその用途別に紹介します。

(1) ふくらはぎのつりを防止するためのテーピング方法

足がつるということを誰もが一度は経験したことがあると思いますが、「ふくらはぎ」はちょっとしたことでつりやすい部分です。

ここでは、ふくらはぎのつりを予防してくれる運動前におすすめのテーピング方法を紹介します。

普段あまり運動をしていない人や、年々足をつりやすくなっている人は特に、このテーピング法を運動前にふくらはぎに施してみてください。

以下、ふくらはぎのつりを防止するテーピング手順を紹介します。

  1. 足首を直角にした状態でかかとを浮かし、かかとの下から膝の裏やや下まで、まっすぐテープを貼る
  2. 1のテープと同じかかとの裏から始め、今度は膝の裏やや下、やや内側よりの場所に向かってテープを貼る
  3. 1・2と同様のかかと裏から始め、今度は膝の裏やや下、やや外側よりの場所に向かってテープを貼る

3本のテープをかかと裏から扇状になるように貼るテーピング方法です。

伸縮性のあるテーピングを使用しましょう。

(2) ふくらはぎの肉離れを予防するためのテーピング方法

肉離れとは、激しいスポーツなどで強い力がかかったときに筋肉の一部が裂けてしまう怪我のことです。

ふくらはぎは肉離れしやすい場所で、激しい痛みが伴うため歩行すら困難になる場合も多いです。

普段激しい運動をしない場合はあまり縁のない怪我ではありますが、一度肉離れを起こすと数週間は再発しやすい状態となるため十分な予防が必要と言えます。

以下、ふくらはぎの肉離れを予防するテーピング方法の手順を紹介します。

  1. ふくらはぎ部分にまっすぐ1本テープを貼る
  2. 1で貼ったテープの下部分から、斜めに横切るように短くテープを貼る
  3. 2で貼ったテープとXを作る形で同じく短いテープを斜めに貼る
  4. 1で最初に貼ったテープが隠れるまで2~3を繰り返す
  5. 1~4の手順で貼ったテープが隠れるように、下からテープを巻いていく

伸縮性のあるテーピングを使用しましょう。

ふくらはぎが肉離れしたときの対処方法とは?4つの処置方法を解説! 

(3) ふくらはぎの疲れを予防するためのテーピング方法

激しく走ったり脚に負担をかけるスポーツは、ふくらはぎの筋肉が疲労しやすく翌日まで疲れが残ってしまうことが多いです。

ふくらはぎの疲れが心配な日は事前に疲労予防のためのテーピングをしておくことをおすすめします。

テーピングには、筋肉の動きをサポートするという役割もあるため、怪我だけではなく疲れ予防にも効果が期待できるのです。

以下、ふくらはぎの疲れを予防するテーピング手順を紹介します。

  1. 椅子の上に足を乗せて、ふくらはぎと椅子の座面が90度になるようにする
  2. 足首から巻き始め、下のテープと半分重なるようにしながら上へぐるぐると巻き上げていく
  3. すねが全て隠れたら、膝下のふくらはぎ部分でテープを切る

伸縮性のあるテーピングを使用しましょう。

2. ふくらはぎのテーピングに必要なものは?

たくさん種類のあるテーピング用テープの中からふくらはぎをテーピングするためには何を揃えたらいいのか戸惑う方も多いことでしょう。

ここでは、特にふくらはぎをテーピングするときに必要となる道具や揃えておくとよいものを紹介します。

(1) 固定用のテーピングテープ

筋肉を固定するためのテーピング用テープは主に「伸縮性タイプ」と「非伸縮性タイプ」の2つに分けられます。

伸縮性タイプのテープは関節など曲げたり動かしたりすることが多い身体の部分に、非伸縮性タイプは曲げ伸ばししない部分に用いられることが多いです。

ふくらはぎの場合は、曲げることがないためどちらのテーピングテープでも使用することができます。

激しいスポーツなどで、強い固定や圧迫が必要なときは非伸縮性タイプのテーピングテープが一般的に用いられます。

他にも目立ちにくいベージュ色のものや防水テープなど個々の用途に応じて選びましょう。

(2) ソフト伸縮性テープ

ソフト伸縮性テープは、固定・圧迫の用途ではなくテーピングの仕上げとして使われることの多いテープです。

粘着性があるため、テーピングでしっかりと固定したあと剥がれてこないようにソフト伸縮性テープで上から巻いてあげるとよいでしょう。

(3) アンダーラップテープ

強い粘着性の持つテーピングテープを直にふくらはぎに貼ると、かぶれたり体毛とくっついて剥がす際に痛みが生じることがあります。

これらを防止するために、アンダーラップテープというものが用いられます。

アンダーラップテープは、皮膚に直接巻くことで、テーピングテープの粘着部分が肌に触れることを防ぎます。

更にアンダーラップテープと皮膚のくっつきを良くしたい場合は専用の粘着スプレーが使われることもあります。

(4) テーピング用はさみ

テーピングを通常のはさみで切るとどうしても歯の部分にテーピングの粘着部分がついてしまったり、誤って皮膚を傷つけてしまう恐れがあります。

テーピング用として売られているはさみの中には、テーピングテープの粘着部分が付着しにくい加工になっているものや先が丸く作られているものがあります。

頻繁にテーピングを使用するという人は、専用のはさみを持っておくとより簡単・安全にテーピング作業を行うことができるでしょう。

3. ふくらはぎのテーピングをするコツやタイミング3つ

ここでは、テーピングを使う際のコツや貼る・剥がすのタイミングを紹介します。

テーピングを初めて使う人にとっては、上手くできるかどうか不安な点が多いかと思いますので、ここでしっかりと確認しておきましょう。

(1) しわにならないように貼る

しわになってしまうと、そこに汗が溜まってかぶれてしまったりテーピングに上手く力が伝わらず効果が薄れてしまうことがあります。

テーピングを使うときは、端を手のひらと人差し指・中指・薬指の腹でしっかりと押さえ、まっすぐと均一に力が入るようにひっぱりましょう。

2本の指でひっぱるとテープの粘着部分同士がくっつきやすくなってしまいます。

テーピングを出したら、脚を引っ張り上げるイメージで適度にテンションをつけて貼りましょう。

(2) 剥がれにくくなる対策をする

テーピングは、動いたり汗をかいたりすることでどうしても剥がれやすくなってきます。

汗が付着しやすく外気に触れていることが多いふくらはぎは尚更剥がれやすいため、相応の対策が必要だと言えます。

簡単にできるテーピングの剥がれ対策として以下の2つが挙げられます。

1つ目は、テーピングテープの端を丸くはさみなどでカットすることです。

これによって、引っかかりにくくなるためテープが剥がれづらくなります。

また、端を丸くカットすることで皮膚との接触がマイルドになるためかぶれ防止の効果も期待できます。

もう1つの対策は、貼る前にふくらはぎの汗(水分)や皮脂をしっかりと落としてきれいな状態にすることです。

汗がついたままだと、皮膚とテープとの粘着が弱くなるため剥がれやすくなる原因となります。

他にも、汗や水に強いタイプのテーピングテープを使ったり、先ほど紹介したようなソフト伸縮性テープで補強するといった方法があります。

(3) テーピングを貼る・剥がすタイミング

疲労防止や怪我予防といった目的で使用する場合は、当然運動前にテーピングテープを貼るのが良いです。

理想としては、家から出る前、まだ汗をかいていないきれいな状態のときに貼るのが良いでしょう。

また、お風呂に入る前には剥がして、翌日もまた必要であれば新しいものを貼るというのが基本ですが、場合によっては2日程度であれば貼り続けることができます。

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4. テーピングのおすすめ商品5つ

テーピングにはたくさんの種類がありますが、ここでは中でも定番のおすすめ商品を紹介します。

あれば便利なテーピンググッズも紹介するので一緒に活用してみてください。

(1) Battlewin(バトルウィン)のテーピングテープ

商品名 テーピングテープEL エラスティックライトテープ
メーカー バトルウィン
価格 700円 (税別、メーカー希望小売価格、50mm×4.5m)

中でもここで紹介しているテーピングテープは、手で簡単に切ることができるためおすすめです。

Battlewin(バトルウィン)のテーピングテープは、伸縮性・非伸縮性の区別に加えて、固定強度や色・幅などにおいてバリエーションが豊富にあります。

ふくらはぎのテーピングであれば、1人で行える範囲ではありますがどうしてもはさみを使いながらだと難しいことがあります。

バトルウィンの「テーピングテープEL エラスティックライトテープ」であれば、手で切ることができるため、1人でも簡単にテーピング作業が行えます。

(2) ProFits(プロフィッツ)のテーピングテープ

商品名 ProFits テープどうしがくっつくテーピング
メーカー ProFits(プロフィッツ)
価格 555円

ProFits(プロフィッツ)の「テープどうしがくっつくテーピング」は、自着テープと呼ばれる種類のテーピングテープです。

自着テープは、粘着を使わずにテープ同士をくっつけることで固定させるものなので肌への負担が少ないとされています。

テーピングを取る際は無理やり肌から剥がす必要がないためストレスが軽減されます。

また、上手くテープを貼れなかった場合でも剥がしてもう一度貼り直すことができるため、テーピング初心者の人に特におすすめしたい商品です。

(3) Towatech(トワテック)のテーピングテープ

商品名 カラーキネシオロジーテープ

KINESYS

メーカー Towatech(トワテック)
価格 735円

Towatech(トワテック)のカラーキネシオロジーテープは、12種類もの豊富なカラーバリエーションがあることが特徴です。

スポーツの部活動で使用する場合はチームでお揃いの色を使用したり、ユニフォームに合わせて選ぶことができます。

また、何種類かのカラーを準備しておけばテーピングを嫌がるお子様も楽しんで使ってくれることでしょう。

放湿力にも優れているので、汗をかきやすい方も安心して使うことができます。

(4) PureBarrier(ピュアバリア)のアンダーラップ

商品名 アンダーラップジェル
メーカー PureBarrier(ピュアバリア)
価格 2570円

PureBarrier(ピュアバリア)のアンダーラップジェルは、テーピングによるかぶれや不快感を防止してくれる商品です。

アンダーラップは通常テーピング前に巻くものですが、PureBarrierの商品はジェル状の塗布タイプなので更に使いやすいです。

塗った後はすぐにさらっと乾くため、時間を置かずにテーピングを巻くことができます。

ジェルに含まれている保湿・保護成分が肌を粘着部分から守ってくれる働きをするためかぶれが心配な方でも安心して使えます。

(5) Battlewin(バトルウィン)の粘着スプレー

商品名 粘着スプレー
メーカー Battlewin(バトルウィン)
価格 641円

Battlewin(バトルウィン)の粘着スプレーは、テーピングによるかぶれを防ぐアンダーラップや、テーピングそのものをはがれにくくするための商品です。

肌に直接吹きつけて使うことができ、テーピングのずれを防ぎしっかりと固定してくれる効果があります。

ふくらはぎは特に、激しい運動で汗をかきやすい場所なのでテーピングをする際は粘着スプレーなどでずれないような対策を行いましょう。

5. まとめ

ふくらはぎのテーピング手順やそのポイントはいかがでしたでしょうか。

「テーピング」は、普段使用する機会が少ないと、いざ必要なときになかなかやり方が分からないものです。

この機会に是非、疲労しやすいふくらはぎのテーピング方法を習得して、いざというときにしっかりと使えるようにしておきましょう。

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