体重も食事も、これひとつで
2021.09.10
※ 本記事の内容は更新日時点での情報です
目次
最近、体重計に乗りましたか? 健康的な体づくりの第一歩は、自分の体を知ることから。自分の体格の判定には、身長と体重で計算するBMIを用います。
見た目や健康のバランスのとれた体型を目指すために、まずはBMIや標準体重を把握しましょう。
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BMIは、「Body Mass Index」の略で、肥満度を表す指標として国際的に用いられている体格指数。肥満や低体重(やせ)の判定に用います。
BMIは身長と体重から算出することができます。18.5から24.9までが普通体重範囲内で、標準値の22は、統計的に糖尿病や高血圧、脂質異常症(高脂血症)に最もかかりにくい数値とされています。
BMIの数値で、自分の肥満度や健康状態を測定できます。
BMIが18.5未満の人は低体重といって、高齢期の疾病リスクが高まるため注意が必要な状態。3食バランスのよい食事をとり、筋肉を増やすため筋力トレーニングを行ったり、歩く量を増やしたりするなど運動習慣を持ちましょう。
同時に脂肪量もこまめにチェック。脂肪の中でも内臓脂肪が多ければ健康リスクが高まります。体組成計を使って一つの目安として体脂肪率も確認しましょう。
BMIが18.5~25の人は普通体重。この範囲内を維持しましょう。
BMIが25以上の人は「肥満」。
「肥満」とは脂肪組織が過剰にある状態のことで、その度合いによって「肥満1」から「肥満4」に分類されます。肥満は生活習慣病のリスクが高まるので、食生活の見直しや適度な運動で改善することが必要です。
BMIが22のときの体重が、「標準体重」です。
標準体重は統計的に最も病気にかかりにくい体重で、自分の身長をもとに算出できます。
身長が171cm(=1.71m)の人の場合、
1.71×1.71×22≒64.3(kg)が標準体重になります。
標準体重を上回っていた人は、まず普段の食生活や運動習慣を振り返ってみましょう。
BMIは自分の健康状態を測る1つの目安となりますが、BMIだけで判断するのはNG。
BMIはあくまで体重を身長の二乗で割ったもの。それだけでは体が筋肉質なのか脂肪過多な状態なのかまでは分からないためです。
BMI22で太った見た目でなくても、骨や筋肉より脂肪の量が多く、体脂肪率が高い「隠れ肥満」の人が多くいます。
逆に、筋肉量が多いためBMIの数値が高くなる場合も。筋トレなどで筋肉を多くつけている人はBMI25以上でも体脂肪率が低いことが多く、肥満ではありません。
健康的な体づくりには、BMIのチェックに加え、見た目のバランスや体脂肪量・筋肉量も合わせてモニターすることが大切です。
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