ちょっと待った!腰痛対策~こんなことやっていませんか??腰痛雑学編~

2足歩行をする人間にとって、身近な腰痛。

約6万5千人を対象とした研究では、人々は生涯で83.4%の人が腰痛を経験し、1/4は腰痛が原因で仕事を休むことを経験する、との報告もあります。1)

肩こりや腰痛による仕事への影響を考えると、1週間で一人当たり平均4.6時間相当(約11.5%)の生産性低下をもたらし2)、それらを日本の年間損失金額に換算すると1.9兆円に上る3)との試算結果があることをご存知でしょうか。

そんな腰痛ですが、実は誤解や誤った対策も普及しがち。

ここでは、腰痛にまつわるクイズとともに、腰痛を予防していくための正しい対策方法を、理学療法士からご紹介します。

 

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1.魔女の一撃!ぎっくり腰発生。とりあえず治るまで安静にするべき?

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ぎっくり腰になってしまったときや、腰痛を感じる時、「とりあえず寝て安静にしていればよくなるはず・・」と思ってしまいますよね。

しかし、実は「無理をしない痛みの範囲内」で、安静にしすぎることなく日常生活を過ごしていた人の方が、3か月後の痛みの程度も、その後のぎっくり腰再発率も、低下していたという研究結果4)が出ています。

腰痛がひどくなるのが怖いからといって、日頃から過度に安静にするようにしたり、かばいすぎることは、かえって腰痛発生のリスクを高めてしまうため、無理のない範囲で活動的に過ごしていくことが推奨されています。

もちろん、腰痛の発症直後は、まずは整形外科で医師に相談をしてくださいね。

 

2.腰痛は、必ず腰の骨や筋肉に原因がある?

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腰痛は、実は8割以上が筋骨格的な要因ではなく、不安や緊張などの心理的な要因が影響していると言われています。5)

不安や落ち込みを感じると、脳内の痛みを感じることを抑制する物質の作用が減っていき、身体の不調や痛みに過敏になりやすいということが報告されています。6)

また、どうしても落ち込むようなことがあると、うつむき縮こまった姿勢になりがちですよね。このような姿勢は、腰痛が発生しやすい姿勢のバランスの崩れにつながる場合もあります。

そんな時は、まずは不安や緊張を和らげリラックスできるような対策を取り入れていくこともおススメです。のんびりとストレッチをしたり、ゆったりとした音楽や香りなどを活用してみるのも良いでしょう。

 

3.レントゲンの診察などで、「ヘルニアだね」「変形しているね」などと言われたことがあるので、「もう自分の腰痛は治らない」?

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若い頃に運動で腰を痛めてしまった、以前レントゲンで「ヘルニア」や「椎間板に変性がある」と聞いたことがあると、「自分が腰痛になるのは仕方がない」と思ってしまいますよね。

実は、「腰痛のない健常者」のMRI画像をみても、20代ですでに3割近くに椎間板の変性が、半数以上に椎間板膨隆などの変形がみられることがわかっています。6)椎間板の変性は40代以降になると6割近く、60代以上になると9割に見られる一般的な所見です。つまり、加齢に伴い、誰でも自然に変化が生じてくるのですね。

ここでのポイントは、「変性等があるからと言って、必ず腰痛が発生しているわけではない」ということ。

1つ前の質問でも記載しましたが、意識をしすぎて不安になってしまうことが、より腰痛発生のリスクを高めてしまう可能性もありますので、気にしすぎずに過ごすことも重要です。

もちろん、画像上のリスクや不安がある場合は、整形外科の医師とともに経過を観察しながら相談していけると安心ですね。

 

4.腰痛もちなので、座れるときはなるべく座るようにしている。正しい?

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腰にある椎間板の周りに最も負担が掛かるのは、実は立っている時よりも座っている時。

よく「姿勢が悪い」と言われる猫背や背中が丸まった姿勢では、立っている時の1.8倍以上の負担が掛かっています。7)つまり、実は立っている方が、腰にやさしい姿勢なんですね。

特に、長時間座り続けていると、椎間板周囲の組織の血流を阻害し腰痛につながりやすくなってしまいます。デスクワークの際には、こまめに立ち上がることを意識しましょう。

参考文献)
1)Fuji.,et al.Prevalence of low back pain and factors associated with chronic disabling back pain in Japan:Eur Spine J 22.2013
2)Stewart, W.F.,et al.Lost productive time and cost due to common pain conditions in the US workforce:JAMA.2003;290(18);2443-54
3)Inoue S.,et al. Chronic Pain in the Japanese Community—Prevalence, Characteristics and Impact on Quality of Life:PLoS One. 2015;10(6)
4)Malmivara A.et al.Treatment of Acute Low Back Pain:New Eng J Med.332:351-5,1995
5)Matsudaira k,et al.Comparison of physician’s advice for non-specific acute low back pain in Japanese workers: advice to rest versus advice to stay active:Ind Health 49,2011
6)Elaine Fox,Rainy Brain,Sunny Brain:The New Science of Optimism and Pessimism.2012
7)Boden S.D,et al.Abnormal magnetic-resonance scans of the lumbar spine in asymptomatic subjects. A prospective investigation:J Bone Joint Surg Am.1990
8)Nachemson.A.L.The Lumber Spine An Orthopaedic Challenge:spine.1975
;1(1),59-71,

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