免疫力、どうすれば上がる?「免疫」と「温活」の深〜い関係

風邪やインフルエンザ、花粉症などの予防のため「免疫力を上げるといい」とよく聞かれますが、そもそも「免疫力」ってどういう力のこと??
そこで免疫の第一人者、竹田和由先生に緊急取材。免疫とは? そして免疫力を上げるために今すぐできることとは? 3つのステップでわかりやすく解説いただきました。

STEP1 そもそも「免疫」って何?

「免疫」を一言でいうと「カラダから異物を排除するシステム」のこと。

「カラダにはたくさんの免疫細胞があり、血液やリンパの流れに乗って全身をパトロールしています。細菌やウイルスなどの異物(自分ではないもの)を見つけると反応。侵入を防ぎ、攻撃して排除します。そして免疫には、『自然免疫』と『獲得免疫』、2つの異なる性格の免疫があり、下の図のように、連携プレーをしてカラダを守っています。
『免疫力』とは、このように人のカラダに備わっている病気にかからない力のことで、自分では知らない間にカラダを守ってくれているのです」(竹田先生)

STEP2 「免疫力」アップのポイントは?

2つの性格の免疫がカラダを守ってくれていることがわかりました。それぞれ異物を排除し、どちらも不可欠な免疫ではありますが、食事や生活習慣で活性化でき、速い・安い・そこそこ強い性格の「自然免疫」、ワクチンなどで得ることができる、遅い・高い・強い性格の「獲得免疫」…、私たちが風邪などの不調に素早く対処するカラダになるためには「自然免疫」をしっかりと働かせておくことが大切ということがわかります。

「自然免疫を正しく働かせるために注目したいのが『NK活性』です。『NK活性』とは、自然免疫を担うリンパ球の一種であるNK(ナチュラルキラー)細胞ががん細胞を殺す能力の強さを示すもので、『%』で表示されます。NK活性が高いほど病気になりにくいのですが、加齢やストレスにより低下します。
ストレスによるNK活性については、『激しい運動による肉体的なストレス』もNK活性を下げる原因となることが研究でわかりました(一時的にNK活性が上がるが、その後は極端に下がる)。
アスリートが風邪をひきやすいといわれるのも、このためだと思われます」(竹田先生)

STEP3 生活習慣で「免疫力」を上げるには?

加齢やストレスによる「NK活性」の低下を食い止めることが、健康維持のために大切であるとわかりました。日常生活でできる具体策はあるのでしょうか?

「『自分の生活リズムを乱さず、安定に保つこと』が一番。睡眠時間をしっかり確保し、食事を同じ時間にとるなど、規則正しい生活を心がけてください。
過度なストレスはNK活性の天敵。寒暖差によるストレスによっても免疫力が下がりますので、カラダを冷やさないことも大切です。食生活の改善において有効なのはヨーグルト。R1乳酸菌を使用したヨーグルトの摂取による調査を行った結果、摂取したグループはNK活性の上昇が認められ、風邪罹患リスクも大幅に低下しました。もちろん、適度な運動も大切。NK活性を上げるという点では、心拍数は100程度で、話しながらでもできる程度のごく軽い運動がおすすめです」(竹田先生)

竹田先生がおすすめする5つの習慣を、チェックしてみましょう。

竹田先生おすすめの「免疫力を上げる温活」とは?

「カラダを冷やさないこと」が免疫力を上げるポイントの1つになることがわかりましたが、実際に何をすればいいでしょうか。竹田先生のおすすめは?

「昔は温度と免疫の関係は明らかになっていませんでしたが、近年のマウスを用いた実験で、温度が高い場所にいた方(体温が上がった方)が、免疫力が上がることが明らかになりました。
でも気温が高い、体温が高い方がいいといっても、赤道近くに住めという話ではないですよ(笑)。
暑いところは、必然的に菌が増えやすい。寒いところと暑いところに同じ病原体があるとしても、暑いところにいる人は免疫が強くても菌が多い環境なので、その差を比べることはできないのです。

また、温活で無理に体温を37℃以上にする必要はないと考えます。もちろん、免疫の働きには体内の酵素がかかわっていて、多くの酵素は体温が37~40℃のときに最も活発化。体温が1℃下がると免疫力が30%下がり、逆に1℃上がると免疫力は一時的に5~6倍に上がるといわれます。
でも、平熱がもともと低い人は急に体温が上がるとヘロヘロになってしまいますよね。体温が高いということは、その分エネルギー消費をしているということ。ずっと走っていたり、風邪を引いて寝込んでいるときと同じような状態になる。それに自分の体力が耐えられるのかどうか、です。

実は、私もそんなに体温は高くありません(笑)。何度も言いますが、大切なのは、カラダを冷やさないこと。むやみに体温を上げるのではなく、足や手に冷えを感じるなら自分が心地よくなるように温めるなど、自分の体力と相談しながら温活することが大切だと思います。

カラダを冷やさないために私がおすすめするのは、『運動して筋肉をつけること』。
激しく汗をかく運動ではなく、適度な運動を習慣にして筋力をつければ、自分のカラダの中から、温度を上げることができます。また、お風呂はリラックスできるので、ストレス対策の面でもおすすめです」(竹田先生)

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免疫の仕組みがわかると、日常生活でも意識しやすくなるもの。免疫力アップ習慣、ぜひトライしてみてはいかがでしょうか。

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